過去のお知らせ一覧
古くて新しい紙スリーブラッピングに再注目!
近年ヨーロッパではプラスチック製品の使用を減らす取り組みが急速に広がっています。
2019年 EUで「使い捨てプラスチック流通禁止指令」が可決、2021年7月3日に導入されました。
オランダ バース社は数年前よりDeutsche Post AG(ドイツポスト)から環境にやさしいラッピング包装材料についての依頼を受け、環境先進国ドイツのユーザーにも納得いただけるような様々な対応策を模索してまいりました。
皆さま、「紙スリーブラッピング」をご存知でしょうか?
フィルムラッピングが普及する以前はこの紙スリーブラッピング(帯掛け)は新聞や定期購読誌、会報誌、情報誌などの発送に幅広く利用されていました。帯掛けの後に宛名ラベルを貼付するか、事前にアドレスを印刷した帯紙を掛けて発送する形態が用いられていたことをご記憶の方もいらっしゃるかも知れません。
その後、時代の変化とともにスリーブラッピングは徐々にその数を減らし、現在はフィルムラッピングが主流となりましたが、近年の環境問題への意識の高まりから、再びスポットライトが当たることになりました。
Deutsche Post AG(ドイツポスト)が広告宣伝物のチラシ配布に選んだのはまさにこの紙スリーブラッピングでした。
この度バース社はこれまでに長年蓄積した紙スリーブラッピング機製造のノウハウを元に、新紙スリーブラッピング機の開発を進め現行のフィルムラッピングシステムへの追加組み込み、あるいは交換に成功、完成にこぎつけました。
紙の使用量も最低限の紙帯、帯を固定するホットメルトも「点」での塗布ですので、資源の使用量、かかるコストも最小限。どちらも環境にやさしい仕様となっています。
ご興味がございましたら、是非お気軽にお問い合わせください!